宮沢賢治 修羅に生きる
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詩人、童話作家、教師、農業化学者、仏教者……、三十八歳の短い生涯ながら、宮沢賢治はさまざまな相貌をとって、姿をあらわしてくる。しかし、修羅に生きねばならなかった賢治の一生は、伏せられたままで語られてきたのではないか。本書は、知られざる真実と書かれざる謎を、一族肉親との愛と相剋、風土と社会のかかわりあいなどを通して、追求するとともに、賢治を生身の一人の人間としてとらえ、その愛と苦悩の生涯を、共感をもって描く力作である。(カバー解説より)
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1974年1月 講談社現代新書
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