新文芸講話
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「何年か前『新文芸読本』というのを書いた。主として理科系大学の文芸教養一般に役立つものというので、一見何の系列もないような項目が並んだが、私には私なりの考えがあり、何よりもそれは、頭脳への活き活きした刺激が狙いで、無味乾燥な事柄の暗記を拒否しようとした。それは今でも誤りではなかったと思っているが、時代の急激な変化は、さらに私にこのようなものを書かせることになったのである」（あとがきより）
内容：「ユートピア」「銀河系のひと―宮沢賢治」「演劇人鴎外」「先駆者の宿命―小山内薫」「中国の四大奇書」ほか
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1972年5月 桜楓社
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